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おせちの種類と意味 

2009/01/04 更新
かまぼこ■紅白蒲鉾
紅はめでたさと喜びを表し、白は神聖を表すのは、日本ばかりか東アジアやインドネシアにも残っている古い習わし。上棟式や結婚式に紅白の餅を撒く習慣があるように、お正月は紅白の色で祝いたいものです。






伊達巻■伊達巻
お正月には巻物がよく出てきます。昔の人は、大切な文書は巻物に装丁し、絵は掛軸に仕立て、家宝にしていました。江戸時代、長崎に伝えられたしっぼく料理の中に、「カステラかまぼこ」というものがありました。これが江戸に伝えられ、伊達者たちが着ていたドテラに似ていたことから伊達巻と呼ばれるようになったようです。伊達者とはシャレ者という意味です。

▲伊達巻のレシピはこちら





錦玉子■錦玉子
黄身と白身の2色が美しい錦玉子は、その2色が金と銀にたとえられ、お正月料理として喜ばれます。2色を錦と語呂合わせしているともいわれます。








きんとん■栗きんとん
黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年であるようにという願いが込められています。また、「勝ち栗」という言葉があるように、栗そのものが昔から縁起のよい食べ物として尊ばれてきました。日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格。砂糖の貴重な時代には、多くの砂糖を使用して調理する栗きんとんは、大変贅沢な料理でした。

▲栗きんとんのレシピはこちら





クロマメ■黒豆
黒豆を上手に炊き上げることができれば、お嫁さんの及第点といわれたくらい、豆を軟らかく炊き上げるには、技術も経験も必要です。また、植物性タンパク質が豊富な豆は、肉食の風習がなかった昔では、欠くことのできない食品でした。この黒豆がお正月に登場するわけは、「まめ」が丈夫・健康を意味する言葉だったからです。歌舞伎ことばに「まめに暮らせよ」とか「あなたもまめね」というセリフがよく出てきます。

▲黒豆のレシピはこちら



昆布巻き■昆布巻
喜ぶの言葉にかけて、昆布はお正月の鏡飾りにも用いられています。日本料理の必需品ともいえる大切なもので、健康長寿が得られるといわれ、沖縄でも遠く北海道から取寄せ、多く食べられています。おせち料理には、煮しめの結び昆布、昆布巻となかなかの活躍です。

▲昆布巻のレシピはこちら




田作り■田作り
豊作を願い、小魚を田畑に肥料として撒いたことから名づけられた田作り。片口鰯の小魚を天日で干して上げたごまめを砂糖としょうゆで調理したものです。五穀豊穣を祈る、昔の人々の心を味わえるのも、お正月ならでは。

▲田作りのレシピはこちら





数の子■数の子
二親(にしん)から多くの子が出るのを好き事とし、古くからおせちに使われました。今は数の子も高価な品となりましたが、かつて、数の子は日本中どこでも入手できる一般的なものでした。現在使われているのは塩数の子です。






菊花かぶ■菊花かぶ
かぶは冬が旬。大根とともにジアスターゼに富んだ大変健康に良い食べ物で、昔の人は経験から知っていたようです。これをおめでたい菊の形に飾り切りし、食紅であざやかに染めて、紅白の酢のものに仕立てたのが菊花かぶです。






えび■えび
えびは、長いひげをはやし、腰が曲がるまで長生きすることを願ってお正月飾りやおせちに用いられます。伊勢えびから、小さな川えびまでいろいろですが、お重詰めの中には、小えびを串で止めた鬼がら焼がよく用いられます。






こはだ粟漬け■小肌粟漬け
小肌はコノシロという魚の成魚になる前の名前。つまり、出世魚なので縁起が良い食べ物とされているわけです。小肌粟漬は、小肌の切り身を蒸した粟と一緒に酢漬けにしたもの。粟はクチナシで鮮やかな黄色に染めています。粟は五穀豊穣を願ったものですが、防腐効果もあるという知恵も隠されています。